[2001/01]


■01/01 (Mon)

みなさん、あけましておめでとうございます!
21世紀の幕開けとともに シャンパンでお祝いしました。
「お酒飲んでもOK」だったことをご報告申し上げます(笑)

さて今年はどんな年になるのでしょう。
不況だ不況だと言っても デパートには人が溢れ、空港にも電車にも道路にも人は溢れています。本当に誰もが暮らしていけないほどの悲惨な状態ならもっと活気がないはず。
バブルの金余り時代と比較すれば貧しいんでしょうけれど、まだまだ余裕があるように見えのは気のせい? 

仕事がなくて先行きは不安なのですが、前社長時代のもとでバブルがはじけた頃に比べたら数段精神的には楽かなと思います。 前社長が調子コイてこさえた無駄なリース残を含む借金の山と、不良債権化した社員2名をかかえて 本当に危機的状況だった時代を乗り越えてきた自分です。 この程度なら、まだまだどうにかなりまっせ、という楽観性が心のどこかにはまだあるような気がします。

 第一 かつてのような「不良債権化したダメ社員に食いつぶされている状況」ではないのですから、それだけでも心強いです。 まあ Nagの体力がいまひとつで、働きづめに働いて力ずくで食い扶持を稼ぐ、という方法が取れない という弱点はありますが、それならコネと知恵を使うまでのこと。 私は自分の悪運を今も信じていますし、Nag もそう金運が弱いわけでもないと見ています(^^;

笑う門には福来たる。

元気に今年も乗り切りましょう!


■01/02 (Tue)

昨日の晩飯は ステーキにワイン。 ああ 2連ちゃん・・・

と思ったら 今日もなので 3連ちゃん。

今日は夕方から私の実家へ行き、ワインをさんざん飲みました。  兎のワイン煮をNagがこさえたので、それを持参。 だって 母親ってば赤ワイン飲んでるってのに、「マス寿司」とか「ウナギ」とか 「おでん」とか、とにかく滅茶苦茶な組み合わせで料理を出してくるんだもの、いつも。  懲りてるので、自分で食べ物は持参することにしてるの。 ついでに チーズもね。 12月頭に買っておいた「モンドール」というチーズ。 これは 季節モノでして、 秋になると解禁になるんですが、とても美味しいのだ。


■01/03 (Wed)

今日はようやく お酒はお休み。 毎日 母方の田舎から送ってきた餅でお雑煮の毎日。

今年の正月は、私が靴をはけないのでどこにも出かけてません。初詣もまだです。

明日は、病院に行かねばなりません。 なんか、指の状態がものすごい不安なんです。28日に包帯巻きに失敗して傷めてからというもの、どうも不安でなりません。 今朝 消毒のために開けたんですが、なんかこう、移植した部分が腫れてるように見えなくもないし・・  なんか指の腹のあたりまでジンジンする感じが消えないしねえ。 手術失敗かなぁ・・

「ぶにゃ」を預かってくれている同じマンションの坂本さんから、昨日電話があって、とうとう彼女のところの猫(マルちゃん)が、ぶにゃを襲って首っ玉に噛みついてしまったとのこと。 傷心のぶにゃはクローゼットの奥から出てこなくなっちゃって、食欲もなくなってしまったとのこと。 やはり里親を探さないといけないなということで、朝、もともとぶにゃが居たスーパーのそばの植え込みのところに、写真付きの張り紙をしてきた。 Nagの携帯の番号を付箋紙に書いたものを一杯張り付けて。

午後には、坂本さんのところに、ぶにゃの慰問に訪れる。 

家に帰ってきたら、夕方、早速、近所の方から、ぶにゃのことで連絡が入る!

明日夕方連れて行く算段に。


■01/04 (Thu)

朝、病院。 まだ靴が履けないのでNagが車で送ってくれる。

その後会社に寄り、用事を済ませる。

夕方家に戻る途中で、里親候補の方から電話があり、明日の午前中に変更になる。

「もしかして気が変わってしまったかしら」とちょっと不安に。


■01/05 (Fri)

11時。 坂本さんと3人で待ち合わせ場所のスーパー前に集合。
感じのいいお母さんと、可愛らしい女の子が人待ち顔で待ち合わせ場所に。
ぶにゃには持参金?がわりに、キャットキャリー、猫トイレ、トイレ砂、爪切り、スリッカーブラシ、寝床がわりのバスケット、カリカリ、餌箱などなどを持たせる。

車でぶにゃの新しいおうちに移動。高台の日当たり抜群の新築一戸建てだ。

お父さんは不在だったが、今回の里親決定の立て役者はお父さんだったみたい。
「犬派」なのだそうだが、ぶにゃのことは野良時代から気に入っていたのかも。犬みたいな猫だもんね。 猫はお父さんが反対すると思って家族があきらめていたのに、本人が張り紙を見て付箋を持ち帰ってらしたそう。 それでもお母さんは本気にせず電話しないでいたら、夕方になってお父さんが「電話してみたのか?」と催促したのですって。「ほんとにいいの??」ということになって、電話をかけてくださったらしいです。

一旦決めた日程が一日遅れたので、子供達がぶーぶー言ったとか。

奈央子ちゃん、佳奈子ちゃんという小学五年生の双子の可愛らしい子供達です。
猫が大好きらしく、ぶにゃを待ちこがれていたみたい。よかったよかった。
二人が交替で、猫と一緒に寝ると言い張っているようです。

こんどこそ、幸せになれそうな、ぶにゃでした。

さあて、今晩は、千葉のくまごろう邸宅で新年会だ。 出かけよう。


■01/06 (Sat)

昨晩は市川インターそばのくまごろう宅で、うひゃひゃさんと4人で新年会をしました。
桂川の生の濁り酒、というのがおいしかったです。広いリビングは、「合気道道場」と化して、うひゃひゃさんが指南役。 くまごろうは腕相撲なんかなら強いくせに、うひゃひゃさんと取り組むと赤子の手をひねるように動けなくなっちゃいます(^^。しかも翌朝、全身筋肉痛。

帰りに、高幡不動でちょっとだけ初詣してきました。甘酒飲んで。

さて、ぶにゃのその後

家族会議の結果、名前は「マックス」君に決定したとか。トラ次郎とかでなくてよかったねえ。

明日も飲み会だ。


■01/07 (Sun)

今日は夕方から坂本さん夫妻とうちで宴会。 あちらものんべ夫婦なので、酒が減る減る。

我が家の秘蔵ワインの一部も蒸発いたしました。 次に仕入れられるのはいったい何時だろう(笑) 

明日は酒抜きにしようっと。


■01/08 (Mon)

正月休みも終わり。 指と足が不自由で、どこへも出かけなかったけど。
久しぶりに鎌倉あたりを散歩したい。 今晩は初雪だ。 10cmぐらい積もった。

Nagは 宵っ張りの朝寝坊型で、家に一年中閉じこもってお日様あびなくてもいいみたい。私は 日の出ている間にたっぷりと外気に触れたいなぁ。 季節季節の空気や光を肌で感じfたい。 朝寝坊はたまにやるから素敵なの。毎日それじゃあ 生きてる気がしない。

コンピュータ業界向きでない体質なのかな、私は。 コンピュータゲーム生理的に嫌いだし。


■01/09 (Tue)

明日は病院だ。 夕方は大和のほうにお客様に会いに行く。 仕事になるといいなぁ。


■01/10 (Wed)

病院へ。今のところ経過は順調(らしい)。 お風呂許可が出た。
でも爪がはえるかどうかは まだ不明。

大和のお客さんは 今すぐの仕事ではないのが残念だけど、今後の「種まき」としては有望そう。 しかし 人の縁って不思議ですよね。
紹介してくださったKさんとはかれこれ5年ぐらい?のおつき合いですが、Kさんと知り合ったきっかけをたどると、「縁って不思議」と思ってしまいます。

5,6年前・・・その頃まだNagはBSには居ません。

[前提条件その1]

NiftyのFECOというフォーラムで友人になったP氏が、Macソフトの大手ディストリビュータに転職しました。 そこで社内のシステム完備を仰せつかり、ファイルメーカで殆ど手作業で行われていた登録ユーザー管理作業をシステム化しようと思い立ち、友人の私に協力を依頼してきたのです。 しかしうちはWindows系。 Macの4Dで開発する必要があるため、実作業をおねがいできるソフトハウスを探すことになりました。

[前提条件その2]

そのちょっと前の年。 前社長が健在だったころのBSです。 とにかく社長のおかげでいつもピーピー言ってて、給料は遅配ばかり、少しでも売上を増やさねば暮らしていけないぞって感じ。 私は新聞の求人欄をくいいるようにみつめる日々。 ある日、コンピュータ系の小さな派遣会社の募集に応募する。 常駐は無理でも週に数日とか、パートタイムやスポットの仕事が何かないかと思い詰めてのこと。 面接してくださった課長さん?が、事情を聞いていたく私に興味を持ってくださった。 なにしろ「会社が苦しいので、売上の足しにするために、自分が出稼ぎしようと思った」という応募者は初めてだったそう。 派遣の仕事はなかったけど、かわりにその方と ときどき交流するようになりました。

[そこで・・・]

あちこちにMacのソフトハウスについて訊いて回る中で、この課長さんにも相談した。そしたら、八方自分の人脈から当たってくださって、B社の専務さんという方に紹介すると言ってくださった。 で B社へ。 この専務さんが、「前にうちにいた人間で、独立してやってるが、紹介しましょう」ということで紹介してくださったのが 前述のK氏なのね。

こういう 巡り合わせで、K氏との御縁ができたわけです。 そうして その後、直接の取引はないけれど、小さな会社をやっている同士ということで、音信を保ち続け、年に1度か2度はお会いし、歓談し、・・・といったおつきあいを続けさせていただいてます。

K氏の経営理念というか経営者としての考え方が とても私は好き、共鳴できる、というのもありますね。 尊敬できる方です。 私好みの価値観を持ってらっしゃるので Sympathyを感じるんでしょうね。 今後も細く長く、おつきあいを続けていきたいなぁと思う方ですし、会社の方もずっと健闘していってほしいなぁと、影ながらエールを送りたい。

いろんな出会いがあって、やっぱり 仕事をしていると それだけでも楽しいですね。

こういう縁というのは 天から授かるものだから、大切にしていきたいと思います。


■01/11 (Thu)

ヒマなんで 昼過ぎに出社。 お客さんとの連絡を2,3とり、一件 バグフィックスをし、それで終わり。 天気いいし、明日はどっか公園でもぐるぐるしてこようかしら。 ほんとにプーだな、これじゃ(笑)   


■01/12 (Fri)

神代植物園を散歩。牡丹展をやっている。梅林はあと1ケ月もしたら花盛りで観梅会たけなわとなるのだろう。こうやって春はだんだん近づいてくる。 気の早い樹ではすでに白梅がほころんでいる。黄色いロウバイが花盛りで、カメラを持った人々がロウバイや、盛りの水仙の花を撮影していた。 深大寺門から出て、門前の蕎麦屋で十割蕎麦などを食べる。

 深大寺の蕎麦屋は数多いが、美味しくない店も大変多い。 この門前の店は結構美味しい十割蕎麦の「細打ち」がおすすめ。 太打ちはちょっといただけない。 今はまだまだお蕎麦の美味しい季節。 ぜひおでかけください。 焚き火から立ち上る煙が冬の晴れた空とマッチして、太平洋側の冬を満喫できるでしょう。

 その後、下北沢で途中下車して、いつものコーヒー屋「モルディブ」で豆を仕入れる。 職人ぽいオヤジさんは健在だ。 この店は私が24歳ぐらいで下北沢に独り暮らししていた頃からずっと変わらず営業している。

 夜は、離婚調停中の友人(苦笑)が会社にやってくる。 一緒に新宿3丁目のIL BACAROでパスタの夕食。 ワインがとても進む(^^; 久々の外食だなぁ〜


■01/13 (Sat)

昨日とうってかわった曇天。 底冷えする。 うちの冬の暖房は、リビングの床暖房のみ。 石油ファンヒータを持っているのだが、出してない(^^; だっていらないんだもの。

エアコンはあるけど、二人揃ってエアコン暖房が嫌い。 かえって乾燥した不快な熱風のせいでノドをやられて風邪を引いてしまうのだ。 冬は、このように二人の嗜好性が一致するので苦労しないのだが・・・(苦笑) 夏は私の冷房嫌いとNagの人10倍ぐらいの異様な暑がりのせいでケンカになる8^^;


■01/14 (Sun)

午後から、寒いながらも(寒いから?)美しい冬晴れに。

いつまで夕景を見ていても飽きないのだが、我が家は目の前の5階建てのA棟の影になってしまって、一足早く日が陰ってしまうのが悔しい。 

Nag, 早く一山あてて、もっと眺望のいい住居に引っ越そうぜぇ!

今日はすき焼きだぁ! え? 失業中同然のくせに贅沢?

うるさぁい! あたしの貯金だ、文句あっか〜(−−)


■01/15 (Mon)

昨日は、ちょっと こわれたところをお見せいたしました (おほほ・・)

今日は朝、病院へ。 移植したとこが、手術前みたくちょっと癒着した状態になってる。

「センセ、だめみたいです〜」と指をみせるわたくし。

ムッとしたセンセ、「なんでぇっっ!!!??」

で、くっついてるところを「ここは隙間をあけとかなきゃな」と言いながら、メスでいきなりザクザク切るんだもの〜(;_;)

また包帯ぐるぐるまき。 木曜まで、また水仕事できへん。 不自由。 

ああ ズキズキするぅ〜っ。


■01/18 (Thu)

今日は またたび新年会。 10名ぐらいになりそう。
おととい おこづかい仕事が舞い込んで、月末までで30万(^^;
やはり、日頃からマメに人付き合いはしておくもんやねえ〜(^^;

本屋で「PhotoShopテクニックバイブル」と「プロフェッショナルのためのPainter5」を買ってきた。  やっぱり私は絵を描いたりしているのが一番好きだなぁ・・・・

そういうスクールなら通ってみたい。

あ〜あ。やっぱりこの業界は向いてないかも〜。


■01/19 (Fri)

このところ、1時間ぐらいの「お散歩」をスケジュールに取り入れているのです。
新宿御苑をゆっくり回ったり、永山駅から貝取緑地、豊ヶ丘北緑地を経由して多摩センター駅まで歩いたり、若葉台から馬引沢南公園を経て桜ヶ丘公園に抜けてみたり。

ここ、多摩は緑地が豊富でとても気持ちがよい。 太平洋気候である東京の冬の今時分というのは、天気がよく、光がとても綺麗。空は透明な水色で、それを背景にした大木の数々は、葉を落として樹形をあらわにしている。 幹や枝がもっとも太陽光線の恩恵を浴びることができるのがこの季節なのかもしれない。

見上げた枝に冬の日の光が反射して輝く様を見て、感動して涙が出てしまう私って、ヘンですかね。 見るもの見るもの、心にしみいって、感受性を刺激するんです。
こんな美しいものに囲まれているのに、それを見もしない、感じもしないで過ごしていたのでは、「生きている」とは到底言えないのが、自分なんだなあ、と。

誰もいない高台の公園の明るい林の中。 きこえるのは鳥たちの声、落ち葉の音、風の音。はるか遠くに電車の音や車の音。 光が静かに溢れんばかりに降り注ぐ冬の雑木林。 焦げ茶色のフカフカした土の上に、木漏れ日が描く樹木の影。 霜柱。 ところどろこに ザラメ雪。 これが ガラズ の微細な粒子の集まりみたいにきらきらします。

たった1時間ぐらいを割けば、こんな 美しいもので心を洗うことができるのだから、贅沢なことです。

ひとりになりたい、 というのは、私にとっては「自分と静かに対話したい」ことにほかならないのですが、こういった風景の中を一人きりで小一時間そぞろあるくだけで 充分に自分自身を取り戻すことができるのです。

19の頃に やはり こんな冬の日の林を よくこうやって考えながら歩いてた。

そのころと 自分の感性が そう変化していないのだなぁ と つくづく思いました。

明日は大寒。


■01/20 (Sat)

夕方 うひゃひゃ氏が来る。 明日の「Z計画(謎)」推進のため。

で 本日は イタリアン。 ローストチキンサラダに 自家製グリッシーニ&ピッツァに Nag特製ポルチーニ茸のペンネ。 ほんとは豚肉を買ってあったが満腹状態になって断念。

3人でワイン3本空きました(^^;

夕方から大雪。 うひゃひゃ氏のシャコタンアウディ、埋まる。


■01/21 (Sun)

Z計画推進のため、朝5時起き(T_T)  高速から見た夜明けが綺麗。

朝日をバックに空に上がっていく飛行機が美しかった。 でも、眠い。


■01/22 (Mon)

私は「お節介焼き」かなぁ。 Nagなんかから見たら、きっと、他人の世話ばかり焼きすぎているって感じるんだろうな。 大学時代にずっと寺子屋みたいな塾で先生やってたけど、生徒の悩み相談をよく受けていた。 就職してからはもっと積極的に後輩の世話なんかを焼いた。・・・・・では、 「友達がいっぱい」と言えるのか?っていうと、そんな気もしないのは何故かなぁ。


■01/23 (Tue)

今晩、Z計画続編(−−;)  ビッグバードくんだりまで遠征。
やっぱり 私たちって ちょーお人好し。 頼まれると 断れないんだよなぁ・・


■01/24 (Wed)

今日はNagの誕生日!!  朝 プレゼントをあげた。
今晩は、タベルナ・ロッサーナに予約をとってある。 ひさびさの美味しいイタリアワインを飲むぞ〜! 実は もうひとつプレゼントがあるんだけど、それはディナーの時に渡すんだ。

ここんとこ とってもセンチメンタルな気分。 さびしいなぁ ってつぶやいてしまうような感じ。いつもこの季節はそうだったからなぁ。 冬の晴れ渡った武蔵野の雑木林、人っこ一人いない木漏れ日の中を落ち葉をふみしめ歩く。 聴こえるのは、胸をきりさくようなヒヨドリの高い叫び声。 冬の林のヒヨドリの声、は、19の頃の自分を思い出させるのだ。 あのころ 心の中にかかえていたものが 今もやっぱり相変わらずそこに在るのを思い出させる。

あのとき 25歳のY氏は 私に言った。「20歳過ぎれば もっと楽になるから」って。 今 思う。「 うそつき!」
20歳どころか30すぎても40すぎても楽になんかならないじゃない!


■01/25 (Thu)

なんか二日酔いっぽい(−−)kimochiwaru
ロッサーナのオーナーソムリエの立石さんが、張り切っていろんなワインをグラスで次々出して下さったんです。結構変わったワインだなっていうのもありました。 面白かったんですがちょっと今日後遺症が(^^;  最近は ボトル単位でしか飲まないもので、グラスで違うワインを次々飲むと、まるで「ちゃんぽん」したみたいな酔い方をしてしまいました。

次は じっくりボトルで飲むかなぁ。 自家製の生パスタがものすごく美味しかった。最初に出た穴子の白焼きのサラダ仕立ても 「もいちど食べたい」って感じ。

でも 朝 だるくて死にそうで、昼からの病院に這うようにして行って、そのままご帰還です。


■01/26 (Fri)

天気わるい日が続く。 来週からびっちりオシゴトになった。 あちこち当たってたのがひとつ形になったってわけで、大変結構な話なんだけども、一度足慣らしで日帰りスキーに行こうって思ってたのが結局行けなくなったな。 ほんとは今週の火曜日に行く予定だったんだよね。でも 急に頼まれた「Z計画」の続編を引き受けてしまったために火曜日はつぶれちゃって、「じゃあ 金曜日かな」と思っていたら 今日も仕事が入ってだめになっちゃって、来週どっかでと思っていたらそれもダメになった。

やはり 「明日があるから・・」ってのは人生には通用しないのだ。

今 やれることは 今やっちゃわないとね。 明日になると、状況がどう変わるかわかりゃしない。 人生、「明日があるからいいや」なんて言ってさぼっていてはいかん、ということです。

・・・・先週までの冬晴れのお天気の間に、ひとりでさっさと「お散歩」しまくっておいて本当に良かった!   「その時つかまえておかなければ 永遠に失われる瞬間」 を失うのは、いや。

・・・いつも そこにある、私の心の 冬。


■01/27 (Sat)

ここのところ とても精神状態が悪い・・・・ とても鬱なんです。 全身がだるくて金縛りにあったみたいにベッドから起きられない、起きる気力がない、でも起きなきゃって起きるでしょ。だけど なにもする気が起きない、心が停滞しているみたい。 毎月そういう波は多少あるんだけど、そういう波の時期はもう過ぎたはずなのに。 誰とも話したくない、逢いたくない、なにも聴きたくない 観たくない わたし自身をみつめてくれるような人以外とは逢いたくない そんな人がこの世にいるのなら の話だけど


■01/28 (Sun)

限界突破しちゃったみたい。とても危うい。 みな こんなときはどうしてる?
朝 ひとりで音楽かけてみました。 ・・・・しばらくしたら神経が耐えきれなくなって音を消した。 今日は天気がとてもいい。 ひとりでベランダに出てみる。・・・・鉢植えの花の手入れをちまちまとしてみる。 花や草をいじっていると少し気持ちが楽になる。 でも、さんさんと陽の光を浴びて。 突然 なにかが爆発したみたいに 泣き出してしまう自分に呆然とする。 昔からときどきこういう発作的な爆発がやってくるときがある。 なにかがぷっつり切れたみたいに 止まらない。 ああ 自分が こわれる。

天気がいい。 美しい一日になるはずの日。・・・ 気持ちをふるいたたせて 坐ったままならみすみす手に入れずに失うはずの一日を演出しに出かけることにする。

家の近所を1時間ほど てくてくと歩く。 太陽を浴びながらエネルギーを充填しようとする。 雪、雪、雪。 ときどき パサッと植え込みの枝から雪が落ちる音がする。 雀の群が飛び立つ。 雪で地面が覆われているけど ご飯は探さなきゃね。 あとで パンくずでもまいてやるかな・・・・ そんなことを考えながら もくもくと雪の中を歩く。 少し気持ちが落ち着く。 部屋に帰る。 Nag、なんとまだ寝ている・・・もう午後3時。 美しい日差しもみないまま?・・・・・ 午後4時。 起き出したNagは TVをつけて ゲームしはじめた。

決してそのせいではないのだけど 精神状態が悪いままなので とても孤独な気分を思い出し そのままでは泣き出しそうなので あわてて 買い物に出かけることにする。 だって泣いたら また 悪いほうにとられてますます淋しくなるじゃない。 「ゲームしようとするとそうやって邪魔する」って言われるだけだからね。 そうは思われたくないしね。

車で出たら 陽射しが明るい。 雪かきの音。 ・・・・そのまま あてもなく 西へ西へと走り始める。 お日様をどこまでも追いかけたい気分になった。 尾根幹線をあてどなく西へ走り続けた。 だんだん太陽は夕陽らしくなってゆき 空は明るいれんが色に染まってゆく。 そして木々のシルエットが美しい。 今の私は そんな風景だけがたよりだ。

突然 また 発作がおしよせる。 涙で前が見えなくなる。 ああ、まずい。 前の車がバックミラー除いたら ヘンに思われちゃうじゃない。 急いで サンバイザーをおろす。車の中なら 大声出して泣き叫んでもきこえない。 わたしが こわれる。 

そうやって どこまでもどこまでも西陽を追いかけていったら とうとう相模原のほうまで来てしまった。 もう木々のシルエットが美しく見える空間がない、ごみごみした場所。 あきらめて ぐるっと回って あてずっぽうに戻ってゆく。 家の近辺に帰り着いたときはもう午後6時過ぎ。 一応 買い物を最後に済まして 家に戻る。 すぐに夕食をつくることにする。

自分で自分を もてあます。 だけど 自分以外にそれを背負う存在もないのだから。

「じゃあ どうしてほしいっていうんだ?」なんて 途方に暮れた顔をされたくもないし。